本を読み、久しぶりに記事化します。
リクトの古川です。
今回読んだ本のタイトルは、
『異質なものをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考。』
なぜ買ったのかというとジャケ買いですね。
本を開くと帯の内側に文章が書いてありました。
日本の企業や業界には
「縦割り」がはびこっています。
この閉塞感を打ち破る
武器となるのが、
「横串」で物事をつなぐ
編集思考なのです。
もうね。
ピンときました。
表紙のデザインをみてください。
真ん中の円は、日の丸を表し、それを横切る銀色のさまざまな太さの線は横串を表し、編集思考をデザインするとこのような見た目になった!(心の声)
ということですよね!?
私なりに推測したわけですが、本を買い、中に答えが書いてあるのではないかと期待し一生懸命読みました。
ところが、特に表紙デザインについての紹介は見つけられませんでした。
私の推測は置いておき、本を読む本来の目的としては、編集思考を身に付けたいから、といった理由で読み始めました。
著者紹介
著者は佐々木 紀彦さん。福岡県出身ということもあり、それも購入の要素となりました。
東洋経済オンラインを育てた編集長であり、NewsPicks初代編集長であり、もう私からすると雲の上の存在です。
野球で言うとメジャーリーガーを夢見る小学生みたいなものです。
この本は、まえがきにもありますが、
仕事・人生・事業を楽しく編集するヒント
が詰まった1冊です。
編集とは何かを定義し、編集思考を体系的に鍛え方まで学べます。
文章で伝え、再現性を持たせたというところがとてつもなくすごいです。
(この語彙力のなさもとてつもなくすごいです。)
編集ってなに?
私のもともと考えていた編集とは、加工をすることによって価値が変わることとして自分なりに解釈をしておりました。
編集思考の本では違います。
選ぶ、つなげる、届ける、深める
4つのステップによってヒト・コト・モノの価値を高める行為
ということなんです。
私の考えではそこにあるものに手を加え、価値が上がろうが下がろうがそれは編集だと思っていました。
しかし、佐々木さんは、価値を高める行為として定義されています。
この差は大きいですね。
同じ編集という行為を行った時に、差が出ます。
私にとってはもうこの時点で価値のある言葉でした。
ここまでまだはじめに、の部分であり、まえがきです。
最も編集思考を実践している日本人
落合 陽一さんと紹介されております。
私は落合さんのことを詳しく知っているわけではないですが、確かにすごい感性でいろいろと組み合わせ生み出しているイメージがあります。
あとは天才肌的な何かをもっていそう、というイメージです。
そんな方も持ち合わせている編集思考を身に着けたくなりませんか?
そう思うと、より熱が入り私は読書を続けました。
なぜ編集思考が必要なのか?
私は本を読むときに目的を決めます。
その目的にそって5W1Hを探します。
といった習慣を身に着けたくて読書しながら意識してやっています。
およそ目次を読むとどこに5W1Hの情報があるかという検討がつくので、ピンポイントに読むこともあります。
目次をみると今回もそのまんま書いてありました。
なぜ今、編集思考なのか
ざっくり書くと、現代の日本において思考、感情、行動が停止している。
停止しているどころか併発しちゃっている。
そこから生み出されるのは閉塞感といった希望がない現代人。
そこからの脱却、つまり「思考の檻」からの脱出が必要である、というようなことが記してあります。
思考の檻にとらわれ縦割りされている日本だからこそ、編集という横串をさしていくことが必要になるということです。
日本全体の事を考え書いてあり、これは壮大なテーマととらえるか、自分ごととして捉えるかは分岐点になるかと思い、自分ごととして捉えられるように考えて読むようにしました。
ここまでまだはじめに、の部分であり、まえがきです。
まえがきの紹介だけで今回の私の記事は終わりそうです。
事例と鍛え方
NewsPicks、ネットフリックス、ディズニー、WeWorkといった事例で詳しくかいてあります。
ビジネスと編集思考のかけ合わせの部分が学べます。
編集思考の鍛え方を知りたいかたは、ぜひ本を読んでください。
私が中途半端にここで伝授するよりもわかりやすく書いてあります。
少しだけちらみせしますと、年を重ねれば応じて高まると言われている3つの力をあげる方法が具体的に書いてあります。
比例して、選ぶ、つなげる、届ける、深める力もついてくるという流れのようです。
私のこれまでの人生を振り返るとあまりこの3つの力をあげていない、と思い焦燥感に襲われました。
つまり編集思考がまだまだ鍛えられていない、のです。
ただ、この本を通し、編集思考は知ることさえできれば誰でもすぐはじめられるということを学びました。
この本で知ることができたので、理解を深め、行い、できると言えるようになり、どなたかへ教えれる日がくるまで精進いたします。