どうもフロントエンドのNです。
先日4月20日に博多アーンバンスクエアで開催された
『!important 2019』に参加してきましたので、
簡単ではありますが、レポートにまとめたいと思います。
セッションのボリュームがすごい!
今回の!importantはボリュームがすごかったです。
午後からは2トラック同時進行となり、全部で13セッションというコスパの高さ!
(しかもお弁当付き!)(しかも和食か洋食か選べる!)
その中から好きなセッションを選択するというシステムなんですが、
同時進行ならではの「俺が二人いたなら!!!!」という
「キラー裏番組アタック」もありましたが、
悩んだ挙句、俺の選んだセッションはこの6つ。
- 『アクセシブルHTML』
金内透さん/平尾優典さん/前川昌幸さん/宮本采佳さん/宗安沙希恵さん - 『ランチセッション HTML・CSSの制作環境と効率化の模索』
田村章吾さん/長谷川広武さん - 『受託制作から運用支援へ -地方で実践するウェブ制作者の業態転換-』
坂上北斗さん - 『フロントエンドの基礎 CSS設計編 Hello Frontend!!』
川原慎介さん/花田剛章さん - 『ウェブ制作がはやくなる!すぐに使える最新Adobe XDテクニック
林航平さん - 『WordPressテーマ「賢威」をカスタマイズしてオウンドメディアを作ろう!』
さとうたけしさん
この中から自分なりに思うところや勉強になったと思う点を上げていこうと思います。
「アクセシビリティ」は常識という認識を!!
まずは「アクセシブルHTML」。
金内透さんが司会をされて、スピーカーとして
平尾優典さん、前川昌幸さん、宮本采佳さん、宗安沙希恵さんがアクセシビリティについて語り合う形式。
アクセシビリティを「手間」と考えるのではなく「当然」と思えるか。
もちろん対応可能な範疇にはなるが(AAA基準を満たすのは正直現実的ではない)
全ての人がwebを楽しめるのは当然という考え方を誰もが持つことの必要さを感じた。
前川さんがおっしゃってあった「こんな夜更けにバナナかよ」という映画の1節、
重病患者の主人公(鹿野)が、突然電話一本でボランティアを辞めるという学生の発する
「鹿野さんて、人生を謳歌してるっていうか、自由だし幸せそうじゃないですか」という言葉に対して、
「何言ってんだよ、おれが人生楽しんじゃいけないのかよ!」と返したという話はわかりやすくて心に残った。
webサイトが「どんな人でも楽しめるもの」に近づけるものである以上、作り手はそれを用意すべきだという考え。大切ですね。
コーダーの凄さ
続いてはランチセッションの「HTML・CSSの制作環境と効率化の模索」
田村章吾さんことタムショーさんと長谷川広武さんが登壇されました。
内容は「効率化意識してますか?」ということ。
ついつい一度環境を整えたらそれに満足して使い続けてしまうことがあると思います。
しかしこの業界は進化が早く、次から次へと新しいアイテムが誕生します。
なのでアンテナを張って新しくて便利な技術も取り入れていこうという話の後に「こんな便利なものがありますよ」と色々なトレンドまで教えていただけるありがたい内容でした。
会場に来ていた方々のほとんどがSassやGitを使ってあったのも驚きました。
ちなみに僕が気になったのはjekyll(ジキル)https://jekyllrb.com/ ですね。
ちょっと詳しくみてみようと思います。
コーディングだけにこれだけ「速さ、品質、安全」を求めてある二人の話を聞いていると、広く浅くやって「フロントエンド」を名乗っている自分が恥ずかしくなりますね。
僕ももっと深く学ばなねばと思わされました。(寝る時間ねぇな…)
CSSをもう一度。
次に『フロントエンドの基礎 CSS設計編 Hello Frontend!!』なんですが、
登壇は川原慎介さんと花田剛章さん。
内容的にはCSSの基本的なことについてだったんですが、改めて再確認できたのと
CSS設計について考えるいい機会になったと思います。
自分としては収穫だったのは、現在制作中のリクトのガイドラインを作る上で、
CSSのブラウザリセットには「HTML5 Doctor Reset CSS」に代表されるようなリセットCSSではなく、「Normalize.css」系を採用しようかと思っていたのですが、 シェア的にはリセットCSSを使っていることろの方が多そうだという事がわかったので、ガイドラインに定義するのはリセットCSSの方が良さそうだと判断できた点でした。
かゆいところに手が届いてきた
林航平さんが登壇された『ウェブ制作がはやくなる!すぐに使える最新Adobe XDテクニック』
先日、林さんのXDセミナーを受けたばかりではありましたが、新情報として飛び込んできたプレビューでの「録音・録画機能」
右上の録画ボタンを押してからサイトの構造や動きの説明をする事でmp4データとして出力され、実際に動きや説明を音声付き動画でクライアントなどにみてもらえるという機能。
これは使えるので、速攻でスタッフにフィードバックしました(笑)
新たな国産CMSの選択肢
最後は『WordPressテーマ「賢威」をカスタマイズしてオウンドメディアを作ろう!』
登壇は株式会社ジーティーアイのさとうたけしさん。
SEOに強いWPのテーマ「賢威」を使ってオウンドメディアを構築する手順をレクチャーしていただきました。
『賢威』はあの「沈黙のWebマーケティング」等で有名な京都のWebマーケティングチーム「ウェブライダー」が手がけるWPテーマ。
「ウェブライダー式SEO」のノウハウをすべて詰め込んであるとのことで、SEOに強くないわけないですね。
CMSの新しい選択肢として検討されてみるのもいいかもしれません。
今回使用したのは近日リリース予定のバージョン8だそうです。
WPテーマ『賢威』について詳しく知りたい方は下記のURLから。
はい、タンっ!!!
https://01w.me/xpnt2
!important2019を振り返って
今回も多岐にわたるジャンルについて色々と学ぶ事が出来て有意義な1日でした。
翌日からリクトのスタッフにフィードバックできるものはして、戦力の底上げを図り、自分で勉強してみたいと思ったものにはこれから時間を作って取り組んでいってみたいと思います。
やる事、勉強する事、探す事、ありすぎて大変ですが、自分なりにそれらを吸収して「いいサイト」と呼べるサイトを制作できるよう、一歩一歩、日々精進あるのみ!!!
広く深くを目指して。