2021年10月6日、ついにMicrosoftからWindows 11がリリースされます。
また、今回はWindows 10から無償でアップデートできることが発表されています。
早速Windows 11の導入を検討している方も居るのではないでしょうか。
しかし問題は「PCの性能によっては、Windows 11にアップデートできない」ということです。
特に、買ってから3年以上経っている場合は要注意です。
「自分のPCはどうなのか?」と気になる方のために、簡単に確認する方法をお教えします。
チェックアプリでアップデート可否を調べる
MicrosoftのWindows 11公式サイトで、「互換性チェックアプリ」をダウンロードできます。
公式サイトの下の方に「リリースに向けて」という題名の項目があり、そこでアプリをダウンロードできます。
「互換性チェックアプリ」でアップデートできると診断されたPCであれば、後日Windows 11のアップデート通知が届くでしょう。
また、Windows 11に対応していないと診断された場合、その原因も教えてくれます。
では、この原因についてもう少し詳しくみていきます。
PCがWindows 11に対応していない原因
お使いのPCがスペック要件を満たしているはずなのに対応していないと言われる場合、おおよそ考えられる原因があります。
それは「CPU」「TPM2.0」です。
CPUがWindows11に対応していない
スペック要件には記載されていませんが、Windows 11に対応できるCPUは明確に決まっています。
Microsoftのホームページで、対応CPUの一覧が公開されています。
とはいえ一覧を見ても、パーツの知識がないとピンとこないと思います。
ざっくり言うと、4年以上前に買ったPCはアウトの可能性がかなり高いです。
また3年前に買っていても、例えばセール品のPCだと、在庫処分で世代が古いCPUが搭載されることもあるので要注意です。
残念ながらCPUが対応していない場合、お使いのPCでのアップデートは不可能となります。
TPM2.0の設定が入っていない
こちらは「CPUはWindows 11に対応しているのに、チェックアプリで『対応していない』」と言われたパターン。
具体的に書くと、マザーボード上でTPM2.0の設定が入っていないという状態です。
ただこちらも4年以上前のマザーボードだと、TPM2.0に設定できない可能性がかなり高いです。
また、TPM2.0の設定作業はBIOS上で行う必要があります。
BIOSの操作は多少の知識が必要で、設定を誤ると故障の原因に繋がるため注意が必要です。
Windows 11を導入するタイミングはいつ?
PCをWindows 11にアップデートする場合
アップデートできるならすぐ!と言いたいところですが、あと1年程度待っていいと思います。
理由は、Windows 11に関する十分な情報が集まるのを待つためです。
OSのアップデートを行った時は、何らかのトラブルに遭遇しがちです。
特にソフトウェア系のトラブルには注意しなければいけません。
しかし、リリース直後だとネットに十分な情報が揃っておらず、メーカー側の検証も済んでいない可能性が高いです。
Windows 11にアップデートした後の動作検証の情報が揃うまでは大体1年ぐらいはかかるでしょう。
メーカー品のPCの場合、既にWindows 11に対応している端末の情報が出ているものの、安全にアップデートできるかどうかはやってみないと分からないので、公式の情報を待つのが無難です。
Windows 11搭載PCに買い換える場合
お使いのPCがアップデートできない場合、PCを買い換えるしかありません。
しかしPCを買い換える場合、あと1~2年は待った方がいいです。
理由は、Windows 11搭載PCのセールを待つためです。
今出ているメーカー品は、Windows 11に対応してはいるものの、搭載OSはWindows 10のままです。
そう遠くないうちにWindows 11搭載PCが販売されますので、その後セールでWindows 11搭載PCが出た辺りで買い替えを検討してみてはいかがでしょう。
おわりに
「互換性チェックアプリ」を使ってみた結果はいかがでしたか?
今お使いのPCとの今後の付き合い方を考えるいいきっかけになったと思います。
また私の意見として、PCがWindows 11にアップデートできるかどうかに関係なく、最低1年は待つべきというお話をしました。
その1年で、Windows 11の情報を集めたり、PC買い替えに向けた貯金を始めたり、いっそ自作パソコンの勉強を始めたりと色々な使い道があると思います。
是非皆さん自身のベストな使い道を見つけてください。