リモートワーク中だからこそ気をつけたい生活習慣

マークアップエンジニアの中村です。

コロナ禍で今でもリモートワークを続けている方も多いかと思いますが、リモートワークにもメリットとデメリットがあり、デメリットの中でもっとも気をつけたいのが、「プライベートと仕事のメリハリがなくなる」というところだと思います。

皆様は「在宅鬱(リモートワーク鬱)」「テレワーク鬱」という言葉をご存知でしょうか?

出社がなく通勤時間分を有効に使える反面、自宅と職場の環境的変化がないのでダラダラといつまでも仕事をしてしまったり、仕事のことがずっと頭を離れず、24時間職場にいるような状態になっていませんか?

このような緊張状態はストレスとなり、メンタルヘルスの不調や自律神経の乱れなどにつながります。

また、人と話す機会がなく、寂しいとか、仲間に相談しにくい、発散する場がないなど、色々な理由で精神的に病んでしまうこともあります。

僕もこの「リモートワーク鬱」になる原因をはじめて聞いたときに「あ、自分もなるかも」とドキッとしました。

たしかにリモートをはじめた頃は、朝起きてパソコンに向かってからは、ずっとPCの前にいて、「もうちょっと、もうちょっと」と思っているうちに遅くなってしまい、PCを閉じたらシャワーを浴びて寝るだけ。

布団に入っても「どうやったらあそこがうまくいくかなー」などと仕事の事を考え、直前まで画面を見ていたせいか、目が冴えてまったく寝付けない。
などという日も多くありました。

なのでリモートワーク鬱にならないように6月頃から意識を変え、以下のような事を実行しました。

・出勤時と同じように身だしなみを整えて、仕事の服に着替える
・朝、早起きしてランニング(サイクリング)&筋トレをする
・仕事中、定期的に席を立ち、ストレッチをする
・意識して仕事を早く終わらせる
・部屋着に着替えたら仕事のことは忘れる

これらの意識付けからはじめましたが、今も続いています。

まずは服装ですね。
リモートが始まった頃は「上だけスーツで下はパジャマでもバレない」みたいな笑い話もよく聞かれましたが、部屋着のままではメリハリがつきません。人と会わないからヒゲも無精髭、歯磨きもあとでいいや。みたいにズルズルといってしまう可能性もあります。
僕は部屋着のスウェットから仕事用のスウェットに着替えています(笑)
あえて家でスーツなどを着るのも意識がシャキッとしていいかもしれません。

そして運動です。
元々業務的に一日中デスクワークなのに、さらにリモートになり、通勤で歩くことすらなくなれば、運動不足になるのは当然です。「リモート太り」なんて言葉もありました。
意識して運動しない限り、体力的にも精神的にもよくありません。
僕はよく早朝の河原を走るんですが、僕にとって一番の鬱防止になっているのではないかと思います。

運動は大変ですが、やってみると、気持ちも前向きになりますし、ストレス発散にもなって「今日も一日頑張ろう!」という前向きな精神状態で仕事をはじめることができます。
今は出勤していた時よりしっかり運動できています。

そして仕事中の定期的な休憩やストレッチ等。
1時間に5〜10分くらい、強制的に休憩を取りましょう。
軽く体を動かし、体内の換気量をあげ、血流をよくすることで、思考がリセットされます。
定期的に体を動かす事で仕事の効率が上がるのは科学的にも実証されてきているそうです。

僕のような制作作業の場合、集中やリズムが結構大切なので途中で止めれない事もしばしばありますが、仕事が進んだ分、体は固まっている実感はありますので休憩を挟む意識が必要です。

一定時間ごとにアラームをかけたりするのもいいでしょうし、Apple Watchをお持ちの方は定期的に休憩や深呼吸を促してくれる機能などもあるようなので、そういうのを活用するのもいいかもしれません。

次に意識して仕事を早く終わらせる
リモートでは帰りのバスや電車のような時間制限もない分、強制的な終わりがありません。
なのでついつい終わるまでやってしまいがちです。
だからこそ、意識的に仕事を早く終わらせることが大切です。
そのために翌朝の運動も効果を発揮します。
仕事が終わらなそうな時は明日の朝も運動がある事を意識して、寝不足にならないように、明日に繰越すタスクを計算し、早めに仕事を終える意識を持つようにしています。

最後に部屋着に着替えたら仕事のことは忘れる
これは一旦仕事を終えたら仕事に関する作業から離れるということです。

ついついタイムカードをきった後に自分宛のメールやチャットを確認してしまい、修正依頼に気付き、またカタカタと作業してしまう。または返信などが気になって、何度もメールを確認する。
そんな事をしているとまさに「24時間仕事脳」になってしまいます。

例え仕事の後に勉強でPCを使っていたとしても、仕事に関するメール・チャット等はスルーするようにしましょう。

仕事を終えて、部屋着に着替えたタイミングで意識を切り替え、そこからは家族との時間やプライベートの時間としてメリハリをつけることが大切です。

 

いかがでしょうか?
リモートワークをされてある方の中にはこの「リモートワーク鬱」予備軍の方がいらっしゃるのではないでしょうか?まだまだコロナは北海道での拡散等、気を緩めるには尚早な感じもありますので、今後もリモートワークが続く事も十分に考えられます。

リモートワークを心身ともに健康で続けるために、一度働き方を見直してみるのもいいかもしれません。

この記事が何かの参考になれば幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED