私はWebディレクターとして、クライアントへ1日にいくつもの成果物をお届けしているのですが、当然ながら依頼者の満足いくものに近づけていくために外せないのが「依頼者への確認」です。
この記事では、
- 成果物を提出した後にNGをよくもらう
- 修正というより変更が多い
- OKがでない
そんな悩みを持っているディレクター、クリエイターに向けて書いています。
特にディレクター1年目だった当時の私向けです。
ここでいう成果物とは、納品するホームページだけでなく、デザインカンプ、ワイヤーフレーム、バナー、名刺やロゴ、チラシなどの草案、文章原稿、写真データ、イラストデータ、打ち合わせ時の資料、どちらかというと提出物です。
提出物ですが出せば終わるような書類以外で、その後に進展のあるものをイメージして成果物としています。
7つの気を付けていること
下記に洗い出したものが気を付けているポイントです。
- 具体的にイメージしてもらう
- これが何になるのかを伝える(次の行程や最終形態)
- 修正した箇所があれば明確に伝える
- 相手が理解できることに重きを置く。説明・説得とならない
- 事前に提出できる場合は、1晩前でも提出する
- リスクがあれば一緒に伝える
- 資料であればわかりやすいかどうか
先輩ディレクター・クリエイターたちが言っていたことを自分なりに解釈・焼き増ししている感じです。
でも、実際の現場でもそれはとても大切だったと今だから言えます。
NGが出た時は。
一個前の行程まで戻り、何を作っていたのかを見直します。
デザインカンプであればワイヤーフレーム。
ワイヤーフレームであれば、初回打ち合わせの議事録。
初回打ち合わせ時から言っていることに違和感があれば、要件定義書や見積書。
NGとならないための段階を踏んでいるので、1個前で依頼者との認識がずれていないかを確認すれば、行うべき次の行動がみえてきます。
- ずれていればそこから修正
- ずれていなければその前の行程まで戻り、認識をすり合わせるか
どこかのタイミングで依頼者と自分の認識をずらしてしまっているので依頼者へのすり合わせが必要です。
依頼をしていただいた方に満足してもらうのは大前提ですが、成果物が依頼者に対して効果のないものであれば、それはやめた方がいいと進言できる関係性構築も大切です。
あとは精神論に近いのですが、OKがでないのを依頼者のせいにしないこと。
自分がくみ取れないんだと言い聞かせ、くみ取れるための質問を練りに練って依頼者へたずねてみてください。
考え方の問題なので今すぐできますね。自分がくみ取れないことを他責にしない。
もう一つ、
隣に座っている感覚。
これは初めて教えてもらった時から、ずっと大切だと感じています。
ZOOMなどオンライン会議や、リアルでの対面打ち合わせだと顔を突き合わせ正面に座することが多いとは思います。
それでも、横に座りあなたの話しを聞いていますよ、という雰囲気、自分の気持ちが大切だと本気で思っています。
こちらのミスも笑いながら指摘してもらえる時と、もう許してもらえないのではないかと思うほど、指摘をいただくことも両方を経験したことがあります。
後者だと、指摘をいただき弁解する時間や信頼を回復する時間など、プロジェクトからすると重要ではないことで、プロジェクトを止めてしまうので前者でさっと修正し、前に進める方がお互いのためになります。
そういう関係性を目指しましょう。
言葉が悪いですが、「客質がいい」とかそういう次元の問題ではないです、自分の対応がすべてです。
まとめ
なんか後半は感覚とか精神論になりましたが、
・相手のイメージをふくらます
・関係性構築という提出前段階も大切
・自責感をもち、デザインOKが出ない理由を依頼者におしつけない
・隣に座っている感覚
1つ提出するときに上記のようなことを一緒にだせるといいのかと思います。
成果物を提出時に気を付けていることと思って書きだしたのですが、どうすればOKがもらえるかという記事になりかけています。
これはこれで別の機会にもっと掘り下げて書けるといいかなー
ここまで読んでいただきありがとうございました。