明けましておめでとうございます。
デザイナーのうえつです。
みなさん新年会やってますか?
「本格米焼酎しろ」もいいですが、最近「牛乳焼酎」にハマっているデザイナーのうえつです。
ある日の飲み会で、実は「シロクマ」の毛は、透明である!
という話を知って、衝撃を受けました。あのかわいいクマが透明だったとは・・・。
そんな衝撃から次のブログでは白と透明についてブログにしようと決めていたので綴ってみたいと思います。
シロクマをもっと知ろう!
シロクマの肌は黒
シロクマの毛が透明なら、じゃあ肌は白でしょう。と思いますよね。
これは「かき氷」が白いのと同じ原理なんです。
色には波長というものがあります。あの人とは波長が合う!とか言いますよね。
ものに光が当たって、その光が吸収してしまった波長は、吸収されているので見えません。
反対に反射した光は、その反射した光の波長の色が見えます。
赤いりんごからは赤い波長が反射して出ています。
つまり赤以外の波長は、反射せずに吸収されているので、結果として「赤」としか見えないのです。
もしこの赤りんごが、他の色の波長を反射するなら、当然「赤以外の色」に見えます。
りんごが赤い波長を吸収してしまったら、赤く見えません。青りんごは、赤の波長を吸収しています。
黒いものは、光を全部吸収するので、何も反射しません。
何も反射しない色は「黒」です。
シロクマの肌は「黒」でしたね。
なぜ黒かって?
光を全部吸収するから、あったかい!北極にいる彼らにとって防寒になるんですね!
なら毛も黒でいいじゃないかと思ってしまいますが・・。
なんのため白いのか
北極では氷や雪に覆われているので、白いのは(実際透明)保護色だからです。
敵に狙われないよう、周りの色に同化して、危険を回避するということです。
そして透明は、光を通すので、防寒もできて暖かい。
さらに、シロクマの毛は中が空洞なので、熱を行き巡らせることができるそうですよ。
さらにさらに、濡れても空洞であるために乾きやすいそうです!メリット多すぎ!
寒がりの私としては、1回だけシロクマになってみたいですね(ずっとは困りますが)。
透明なのに白く見えるのはなぜ
最初に、ものに光が当たると反射した波長が色として見える、と言いましたが、透明は、「反射する」こともなく「吸収する」こともなく、「通過」します。
光がものを通り過ぎます。
シロクマは、肌が黒いので光を集めて吸収するのですが、毛が空洞で細かいので、透明な毛が光を「通過」せずにいろいろな方向に反射(拡散透過)して、「白く(不透明)に見える」ということだそうです。
かき氷は、削る前は透明ですが、削ると白くなるのは、これも細かくなることにより光が「通過」せずにお互いぶつかり合って拡散反射しているから白く見えるんです。
透明だけど白く見える例
ある日の飲み会での一コマでしたが、このあと、もみじおろしってどうやって作るか知ってる?という話になりました。
人参でできてると思っていた私としては、大根を輪切りにしてお箸で穴開けて唐辛子を刺しておろすと知ってびっくりしました。
しかし、大根は白で唐辛子は赤。あれ混ざって何でピンクにならないんだろうね。
という話になって、本当だ・・・なぜだろう。
なるわけないということは分かりますが、説明できない・・と思いました。
何とこの話、シロクマにつながっていたのです。
なぜなら、大根は白く見えるけれど、実は透明だった!
先ほどの説明のように、光を通過せずに乱反射が起こっていることが理由です。
大根は小さな粒や繊維でできており、その間には細かい空気が含まれています。
これらが集まり、光を乱反射することで白く見えているだけだったのです。
煮込んだりおろしにすると透明になるのは、繊維が壊れたり、細かい穴に水が入って空気がなくなるからだそうですよ。
シロクマも水に濡れたら、透明になり地肌の黒が見えるんだそうです!
今度水族館に行く機会があったときは、黒いシロクマも見てみたいです。
以上、ある日の飲み会の一コマから、お送りしました。
今回の記事は、めちゃくちゃ調べました。われながら勉強になりました。