デザイナーのうえつです。
みなさん夏はいかがだったでしょうか?
お子さまがいらっしゃる方は夏休みイベント企画おつかれさまでした。
ところで夏に向けて「トイザらス」には行かれましたか?
トイザらスのロゴってかわいいですよねー。
「トイザらス」のロゴは、ペンタードという5色配色になっています。
今回は、トイザらスのロゴのようにカラフルな配色の方法について、色相環を使ってお話ししたいと思います。
色を使いすぎるのは、にぎやかになっていいのですが、ちょっとバランスって難しくないですか?
実は、ルールを守って組み合わせるとうまくいきます。
余談ですが
トイザらスって、Toys are us「おもちゃのことなら私たち」という意味らしいです!
「are」の部分、略して「r」にするらしいです。なんかおしゃれですよね。
ロゴの「R」が逆になっているのは、子どもが書くとき、よく間違って反対に書くからという理由。
なるほど、ほほえましい話ですね。
さて本題です。
トイザらずの例のように、カラフルな配色にしたい場合、簡単にバランスがとれる配色をご紹介します。
PCCSの色相環を分割する配色方法は大きく5つあります。
PCCSの色相環とは、日本色研のカラーシステムで、24色の色を円形に配列したものです。
- ダイアード(2色)
- トライアド(3色)スプレットコンプメンタリー(3色)
- テトラード(4色)
- ペンタード(5色)
- ヘクサード(6色)
(注)ブログに出てくる図はわたしが作成してもので正確な色ではありません。
正確な色は、新配色カードでご確認ください。
ダイアード(2色)
色相環を2分割した配色
例:バヤリースオレンジのボトル
オレンジと青
対角線状の色になるので、補色の関係です。
反対色なので、なんでも組み合わせはOKと思われがちですが、ハレーションといって目がチカチカしてしまう組み合わせがあります。
赤と緑の組み合わせが例としてあげられますが、このことについては次回書きたいと思います。
トライアド(3色)
色相環を3分割した配色
例:リッツのパッケージ
黄色、赤、青
3色配色は、三角形で考えますが、二等辺三角形配色のスプリットコンプリメンタリーというのもあります。
テトラード(4色)
色相環を4分割した配色
例:m&mのマーブルチョコレート
赤、黄色、緑、青
テトラードは、ダイアードの2組の組み合わせともいえます。
ペンタード(5色)
色相環を5分割した配色例
例:トイザらスのロゴ
赤、緑、青、黄色、紫
24色を5分割するのが難しいので、トライアド(3色)に白と黒をプラスすることで5色にし、スッキリしたイメージにする方法があります。
また均等に5等分ではないですが、有彩色のみ5つ選ぶ方法もあります。
ヘクサード(6色)
色相環を6分割した配色
例:南アフリカの国旗
黄色、緑、青、赤+白、黒
テトラード(4色)に白と黒を組み合わせた6色の配色と、6等分にして配色する場合とあります。
またダイアード(2色)を3つ組み合わせる方法ともいえます。
色が豊富でも、統一感のあるイメージを作ることができます。
まとめ
いかがでしょう。
図は、参考で選んでいる色なので、選ぶ色はどんな色でも問題ないです。
規則正しく、等配分になっていればバランスが取れるということです。
たくさん色を使う場合、なんとなく使うのではなくある程度色相環で考えるのも良いですよー。ぜひお試しください^^