「データ×生成AIで成果を出す!Webサイト改善の勝ち筋」登壇レポート

2026年5月9日、北九州市で ましじめ株式会社の 田村さんが主宰するましじめ研究所で「データ×生成AIで成果を出す!Webサイト改善の勝ち筋」というテーマのセミナーに登壇してきました。

メインスピーカは 株式会社エスファクトリー代表の 井水大輔さん。

私はショートセッション(10分間)での登壇でした。

セミナーレポートは主催の田村さんがレポートしてくれていますのでそちらをご確認ください。

ましじめ研究所 レポート Vol.13 →

ショートセッションのテーマ

「10分で何を伝えるか」で悩みました。深掘りした事例を1つ紹介するのもいいですが、自分自身が「まずは実務で使える選択肢をたくさん知りたい」という経験を持っていたので、あえて特定の事例に絞らず、実務で「できること」を網羅的に紹介することにしました。

短い時間ですが、皆さんの業務に落とし込めそうなヒントを詰め込む——その想いで登壇に臨みました。

登壇で話したこと

まずは、生成AIを使った自動化の「道具選び」について説明しました。

Claude Code(デスクトップ、Webアプリ)

Chatとコードエディタをシームレスに統合。ファイル操作からスクリプト実行までClaudeに全託できる

機械学習・データ分析・Webスクリプトなど、実行から学習まで対話的に進む

MCP(Model Context Protocol

GA4、Search Console、Microsoft Clarity、Zohoなど、外部サービスをClaudeに連携

「GA4のデータをください」と指示すれば、自動で取得・分析してくれる

CLI / PowerShell + Python

バッチ処理に最適。月別レポート作成、キャンペーン分析、FAQページ更新など

APIキーはWindows 資格情報マネージャーで安全に管理

実務で実際に使っている3つの活用パターン

説明だけでは説得力がないので、実際に運用している例を3つ紹介しました。

パターン1: 複数のアナリティクスデータを組み合わせて改善提案

GA4(ユーザー行動)、Search Console(検索需要)、Microsoft Clarity(ヒートマップや録画データ)という3つのツールを組み合わせます。

GA4から: ページビューや流入経路

Search Consoleから: どのキーワードで検索されているか

Clarityから: ユーザーがどこでスクロールを止めているか

この3つをClaudeと連携すると、それぞれのツールを組み合わせてページの問題点や改善方法とセットで言語化されます。

パターン2: APIとCLIで定型業務を自動化

Google Ads APIでキャンペーンデータを取得し、レポートにコメント付きで自動出力。毎月手作業で集計していた業務が短時間で完了します。

その他の活用例:

Gemini APIで画像生成: ブログ用のアイキャッチやSNS画像や広告バナーを1枚10円程度で自動生成。商用利用OK

WordPress REST APIでFAQ更新: 会議の議事録をClaudeに渡せば、FAQ形式に自動整形して自社サイトのFAQ(よくある質問)を参照して新規追加か補足をするのかを判断してページを更新。

メタタグやリダイレクト管理: SEO設定の手作業をAPIで一括更新。タイトルタグやディスクリプションやリダイレクト設定等。

パターン3: GTM・GA4設定を自動チェック

新規クライアントのサイト引き継ぎ時、ソースコード+GTM設定を入力すれば、Claudeが「タグが正しく仕込まれているか」を自動判定。

作業内容をまとめてPPTXレポートに出力。クライアントへの報告資料も自動生成。

API・SECRET KEYの安全な管理

ここが意外と大事な話です。私はWindowsユーザーなのでWindowsの話です。

API KeyやSecretキーは「そのサービスへの全権」です。漏洩したら、他人のアカウントを操作されたり、ファイルを削除されたり、コストが止まらなくなったりします。

NG な管理方法:

  • コード内に直接記載
  • .envファイルに平文で保存
  • Slack・ドキュメントに貼り付け
  • GitHubにアップロード

OK な管理方法:

  • PowerShell経由でWindows 資格情報マネージャーに登録
  • コード内には「資格情報マネージャーから読み込む」という1行だけ記載
  • OS側で管理。コード実行時は値が見えない

トロイの木馬のようなものでPC自体を乗っ取られない限り安全。

何かを開発するときは、Claudeにセキュリティー的に安全かをしつこく確認して進めるとよいです。

登壇を終えて

久しぶりのオフライン登壇でした。

オンラインと違い、参加者の反応がダイレクトです。「ここは刺さっているな」「この話は退屈そうだな」が表情から伝わってきます。

正直に言うと、少し緊張してしまいました(笑)。でも、その緊張感がいい刺激になります。「次はもっと上手く伝えよう」という動機付けになりました。

 

今後、登壇回数を増やしていきたいと考えています。自社のノウハウを共有することで、業界全体の「Webサイト改善の質」が上がれば嬉しいです。お声がけ、いつでもお待ちしています。

懇親会のエピソード

登壇後の懇親会は、予想外の楽しさでした。

セミナー参加者や主催スタッフの方々と、Webマーケティング・データ分析・AIツール活用についての情報交換ができてとてもよかったです。インタビューをすることでより生成AIの精度を高めることができる話とか、写真の構図などをAIで補正する方法とかが印象に残りました。この記事で使っている食べ物の写真は元画像をAIで構成しなおした画像です。

また生成AIでツールをつくって社内展開しても意外と使ってくれない問題はあるあるなんだなと思いました。短時間でしたが、濃密な情報交換ができた時間でした。

 

そして懇親会後——北九州市のアテンドをしていただきました。

まず向かったのは、小倉城の天守閣。福岡出身の私ですが、小倉城の最上階に登ったのは初めてです。眺望が素晴らしいのはもちろんですが、最上階がカフェになっていたのは驚きました。

その後、魚町銀天街を散策して北九州で有名な和菓子店「湖月堂」の喫茶でデザートをいただきました。栗饅頭で名高い店ですが、喫茶でのスイーツも最高でした。

参加者の皆さん、主催者の田村さん、アテンドいただいた皆さんに心から感謝です。

まとめ

中小企業では、専任の担当者が不在の中でWebサイトを運用されているケースがほとんど。

改善方法もある程度パターンがありますので、限られたリソースの中で、Claude CodeやMCPといった生成AIの力を借りて、確実で負担の少ない施策に落とし込むことができます。

 

今回は、できることを網羅的に話したので、詳しい内容や、より具体的な手順については、弊社のブログで紹介しています。順次追加もしていく予定です。

弊社の DXコラムはこちらから。

 

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