株式会社リクトでは、ホームページ制作を指揮するディレクターや、顧客のマーケティングを支援するサポートチームのメンバーに対して、ウェブ解析士の資格取得を推奨しています。
※そもそも「ウェブ解析士って何?」という方は下記の記事をお読みください。
ウェブ解析士資格とは?学習・試験内容や取得のメリットをご紹介
私(ディレクター)は、入社前にウェブ解析士の資格を取得しました。
この記事では、試験内容などの基本的な情報と併せて、私が実際に資格取得までに実践した勉強法などを紹介したいと思います。
ウェブ解析士資格の取得を目指している方の参考になれば嬉しいです。
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こんな方におススメ
・ウェブ解析士の資格取得を検討している方
・ウェブ解析士合格者の学習方法を知りたい方
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※受験時(2020年)から試験内容が変更になっているため、あくまで参考程度にご覧ください。
ウェブ解析士認定試験について
試験内容
ウェブ解析士認定試験は、認定試験公式テキスト(PDF)の内容から問題が出題されます。
テキストの内容は、デジタル化戦略、KPI設計、広告予算の考え方や計算、ソーシャルメディアやオウンドメディアの解析手法、レポーティング作成など。
ウェブ業界は流れが早いため、テキストの内容は毎年アップデートされており、ウェブ解析や最新のデジタルマーケティングについて幅広い知識を学べるテキストになっています。
参考に2024年版テキストの内容を以下に抜粋します。
第2章 事業戦略とマーケティング解析
第3章 デジタル化戦略と計画立案
第4章 ウェブ解析の設計
第5章 インプレッションの解析
第6章 エンゲージメントと間接効果
第7章 オウンドメディアの解析と改善
第8章 ウェブ解析士のレポーティング
公式テキストは、WACA(一般社団法人ウェブ解析士協会)のホームページから購入が可能です。
試験の開催日程や受験形式
開催日程
受験形式
ウェブ解析士認定試験は、Moodle(試験用システム)で行われます。
特定の場所で試験が行われるわけではないため、自宅など好きな場所から受験が可能です。
試験時間は90分で問題数は50問。すべて4択形式での出題です。
試験結果(合否)は、試験終了後すぐに画面上で確認できます。
また、公式テキストや講座のスライド、計算機などは受験中に利用しても問題ありません。
学習のために準備するもの
公式テキストを準備しましょう。
テキストだけの学習でも合格することは可能だと思いますが、公式問題集も購入した方が良いでしょう。
実際の出題形式と同じ4択形式で問題が掲載されており、試験を想定しながら学習することができます。
また、問題集の購入者限定特典で、模擬テストができるアプリを利用する事ができるので、隙間時間での学習にも活用できます。
実践した学習方法
公式テキストに目を通す
まずは公式テキストを購入してひと通り読むことにしました。
学習当時(2020年)はまだPDFではなく書籍として出版されていたので、分厚さに心が折れそうになりながらも、毎日1ページは必ず読もうと心に決めて取り組み始めました。
最初は重要そうなところをノートにまとめたりしながら読んでいましたが、今思うとこれはあまり良くありませんでした。
量が膨大で時間がかかりすぎますし、書くことに集中してしまって頭に入ってきません。
結局最後まで目を通すことなく、途中で公式問題集の存在を知り、問題集を解く方針に変更しました。
公式問題集を章ごとに解く
仕事をしつつ毎日学習も辛かったので、休日の朝に公式問題集を最低1章は必ず解くと決めました。
具体的には以下の流れで実践しました。
1章分の問題を解く
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回答を見て、丸つけをしながら解説文を読む
▼
「間違えた問題」と「自信がなかったけどたまたま正解した問題」にチェックを入れる
▼
チェックした問題に関連する公式テキストを読む
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やめる or 気分がのればもう1章問題を解く
私はこのやり方が合っていたのか、無理なく続けられました。
問題集を繰り返す
上記の流れ(所要時間はだいたい1時間くらい)で取り組み、次回は新しい章の問題と併せて前回の章も解くようにして、記憶に定着しているか確認しました。
2回連続で不正解だった問題は、理解できていない苦手分野だと認識して、テキストに付箋を貼って重点的に覚えるようにしました。
受験~無事合格
最終的には問題集を2周してから試験に挑戦したところ、1回目で無事合格できました。
試験は公式テキスト持ち込みOKなので、結構読み返しながら解いた覚えがあります。
解析の指標となる数値を算出するための計算問題もあるので電卓も必須です。
受験した2020年は、試験の他にGoogleアナリティクスを実際に解析したレポートの提出まで必要でしたが、2023年からレポート試験は廃止されたようです。
感想
心が折れそうになりながら時間をかけてテキストを読み込むより、早く問題集での勉強に切り替えれば良かったと思いました。
今回紹介した学習法は、あくまで私に合っていただけなので、今から学習する方は色々試しつつ自分に合う方法を見つけてもらえたらと思います。
ウェブ解析士の資格取得を検討している方の参考に少しでもなれば嬉しいです。